誰が一番偉いのか
オリンピックの準備委員会は、高齢の男性ばかりなようですね。
年をとってるだけで、そんな偉いですか?
確かに、生きた年数だけの経験があるのは事実です。
しかし、昔の知識、昔の考え方の人間ばかり集まっても、良いものは出来ません。
せっかく開催地に選ばれているのに残念でなりません。
私が成人して思ったことは、大人でも、完璧ではないということです。
当たり前ですが、子どものころは大人にとても憧れ、何でも分かっていて、何でも出来るような幻想がありました。
しかし、二十歳は人間が勝手に決めた基準。人間の完成ではありません。
人間は、何歳でもいくらでも成長することができます。
勿論、高齢になっても成長の途中です。
成長の幅は人それぞれで、若くても大きな成長をしている人は沢山います。
それなのに、世界の一大イベントであるオリンピックに、高齢のしかも男性のみが選ばれているのは明らかにおかしいですね。
有能な人という理由で選んだなら、女性も若者も入っているはずです。
私の職場でも、年齢が上であれば偉いという、暗黙の了解があります。
日本の年功序列制度など、実力に関係なく年齢のみによる昇進の考え方が、今の風潮を作っているような気がします。
このような制度を作るのは、高齢の人間です。
高齢の人間に有利な制度にするのは当たり前ですよね。
この風潮を打破するには、若者の実力を認めてもらう必要があります。
新しい知識、考え方を伝えていくべきです。
そして、若者は高齢の人の経験も認め、互いに高めあえる関係になるべきです。
一番大切なのは、結局コミュニケーション能力なのかもしれません。
高齢の人も自分の能力を過信せず、若者の意見を聞いてみる勇気をもてば、更なる向上があるはずです。
経験がある人間は自信がつきます。また、経験のない人間に負けたくないという思いもあります。
負けるなんて、そんな格好悪いことはしたくない。
しかし、自分が向上しなければ、実際はどんどん抜かされていくのです。
この世に生きる全ての人間が、切磋琢磨する世界になり、世の中がんどん良い方に向かうことを願っています。